2018年5月2日

文明もまだ無い太古の昔、夜の訪れは人間にとって恐怖だったに違いない。
夜になれば目が利かず、獣や蛇に襲われるかもしれない。
何者かの影に怯え警戒しながら、不安な夜の闇を過ごしたのだろう。
やがて闇が去り陽が昇る時、人々はどれほど安堵し喜びを感じた事だろうか。

僕はいま部屋に居て、夜闇の平穏に安堵すら感じている。
暗闇への恐怖も、陽の光への喜びも失った僕らは、今でも同じ人間なのだろうか。

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